放射線治療
放射線治療は、高エネルギーを照射してガン細胞にダメージを与え、ガン細胞の発育増殖を抑制する方法です。
放射線治療の効果
手術と同じく局所療法であり、放射線を照射した部位のガン細胞にしか効果がありません。白血病や悪性リンパ腫のときは、例外として全身に放射線をかけることもあります。
また、放射線治療と手術を併用する治療法もあります。手術と放射線治療を併用することにより手術を小規模にし、ガンに侵された部位の機能や外観を温存することが可能であり、手術で取りきれないガンの広がりを抑える効果が期待できます。
その他に、ガンの摘出手術中に、ガンに直接放射線をかける術中照射という方法もあります。
放射線治療の副作用
放射線治療にも、やはり副作用があり、放射線をかけた部位に生じる副作用には、下記のようなものがあります。
- ■皮膚にかけた場合
- 痒み、痛み、赤みや色素沈着といった「放射線性皮膚炎」と呼ばれる、強い日焼けをしたような症状が起こります。
- ■骨にかけた場合
- 骨盤や背骨といった広い範囲に放射線が照射されると骨髄抑制が起こり、白血球や赤血球、血小板が減少します。
- ■頭部にかけた場合
- 初期には脳にむくみが起るため頭痛や吐き気が起こる場合があり、毛根細胞が障害され脱毛が生じます。
- ■頸部や腹部にかけた場合
- それぞれの粘膜が「放射線焼け」を起こすため、食事が喉を通らなくなったり、吐き気や下痢が生じます。
ガンの放射線治療は、何れの副作用も治療が終われば徐々に回復し、通常、同じ部位に2回以上放射線治療を行わない限り、後遺症が生じることはなく、適切に放射線治療を行えば一般的に副作用が少なく効果の大きい治療を受けることができます。
